【施工現場の写真を使って説明する建築士の男性=伊賀市緑ケ丘西町の伊賀白鳳高で】

 コロナ禍で職業体験などに取り組むことが難しい高校生たちに、建築に携わる仕事への関心を高め、地元で活躍できる人材になってほしいと、三重県建築士会(津市桜橋)に加盟する建築士が3月15日、県立伊賀白鳳高校(伊賀市緑ケ丘西町)の生徒に、建築士を目指した経緯や日々の仕事内容、仕事を通じたやりがいなどを伝えた。

 この日は同高の尾﨑由来教諭を始め、伊賀地域のハウスメーカーや市役所などに勤務する建築士5人が参加し、建築デザイン科の2年生23人が授業を受けた。同会の女性委員長で、市内の建設業に勤務する森野三香さんは「お客さんと打ち合わせをして思い通りの建物ができ、『頼りにしているよ』と言われることが何よりのやりがい」と思いを伝えていた。

 市内で建築士事務所を営む御法川喜久さんは、中学2年のころから建築士を志していたこと、一度は異なる業種に転身したことなどにも触れ、「今は経営者として日々学ぶことだらけ。新しいものをつくり出すには、気持ちの余裕が必要。視野が広がると、これまで見えなかったことが見えるようになる」とアドバイスを送った。