【花道を歩く卒業生たち=名張市桔梗が丘7で】

 三重県名張市内の中学校5校で3月12日、卒業式が開かれた。新型コロナウイルスに揺れ続ける異例の1年間だったが、義務教育を終えた計660人が力強く母校を巣立った。

 市内の各校とも▽式の時間は30分程度▽保護者は各家庭1人まで▽来賓は招待しない、など共通の感染症対策をとっての実施となった。

 昨春、旧県立名張桔梗丘高校舎に移った桔梗が丘中学校(桔梗が丘7)では移転後初めての卒業式があり、3年生98人が門出を迎えた。国歌や校歌斉唱は「心の中で歌う」こととし、卒業証書は西山尚吾校長が各クラスの代表生徒に手渡した。西山校長は式辞で「さまざまな行事が中止や変更になったが、3年生がいろいろなアイデアを出し、後輩たちを引っ張ってくれた。たくましさや未来を築く力強さを感じた」と述べ、「周りの方々へ感謝の気持ちを常に持ち、自分の目標に向かって努力を積み重ねてほしい」と激励した。

 卒業生代表の生田初さんは「卒業を迎えられたのは、先生、地域の方々、お父さんお母さん、たくさんの方々の支えがあったから。桔中での3年間を心に刻み、これから一人ひとりの道を歩んでいきます」と述べ、保護者や教員から大きな拍手で送り出された。

 移転後の約1年間について、西山校長は式終了後の取材に「広い校舎で子どもたちが伸び伸びと活動でき、メリットがたくさんあった」と振り返っていた。