【昨冬、雪の中で開かれた大会に出場した新さん(本人提供)】

 オフロードを走る自転車競技、シクロクロス(CX)の選手で三重県名張市美旗町池の台東出身、松阪市在住の新俊夫さん(41)が昨年12月、国内最高峰のC1クラスに昇格した。新たな舞台で、更なる高みを目指し走り続ける。

新俊夫さん(同)

 CXは、ロードレース選手の冬季トレーニングが始まりとされる競技。砂地や柵、階段などの障害物が設けられた1周2・5から3・5キロの未舗装の周回コースを、時には自転車を押したり担いだりしながら走破する。開催地によってコースの状況は全く異なり、山や川、浜辺など自然環境が勝負を左右する。C1クラスでは60分間走り続ける。

 新さんは会社勤めの傍ら23歳からBMX(バイシクルモトクロス)を始め、好きが高じて自転車店「グエルバイシクルストア」(本店・奈良市)に転職。5年前、店を訪れた外国人客からCXの面白さを聞いたことがきっかけで、大会に出場するようになったという。現在は同店の専属ライダーとして店名をチーム名に掲げ、年間10から15戦に出場。昨年12月には京都府南丹市であったC2クラスの大会で優勝し、昇格を決めた。

 新さんは「CXは雨でも雪でもレースを始める。過酷な条件下で泥だらけになりながら走り抜いた時の達成感と、お祭りのように楽しい会場の雰囲気が魅力」と語る。「競技人口は年々増えているが、まだまだマイナー競技なので、興味を持ってもらえるとうれしい。今後はC1クラスで上位を狙い、全日本選手権出場を目指したい」と語った。

奈良県の菩提キャンプ場であった自転車ソロキャンプイベントの様子(店提供)

イベントスタッフも

 同店の岩村陽さんは「新さんは大会シーズンオフの時、グエルバイシクルストア全店のイベントのスタッフとして活動しています。ショップではコロナ禍の影響もあり、密を避けられるソロキャンプにも行ける自転車が大人気で、自転車ソロキャンプイベントなども開催されています」とメッセージを寄せた。

2021年2月27日付790号15面から