【答辞を読み上げる福家さん(左から3人目)=名張市百合が丘西5で】

 三重県名張市立看護専門学校(百合が丘西5)の卒業式が3月3日にあり、卒業生15人(男性2人、女性13人)が医療現場に向けて新たな一歩を踏み出した。

 式典では、松井妙実校長(61)が卒業証書を贈呈し、「新型コロナの影響で社会の動きに目が離せない状況になっています。社会の変化に柔軟に対応し、切り開く原動力となって、本校から羽ばたいてください」と激励した。

 送辞の言葉では在校生が、卒業生との学校生活の思い出に感謝を伝えた。卒業生代表の福家茉莉江さん(33)は「周りの人たちのためにも『より良い看護とは何か』を自身に問い続け、理想とする看護師像に近づけるように、精進していきたい」と涙ぐみながら答辞を述べた。

 卒業生たちは、2月14日に国家試験を受験、今月の26日に結果を控えている。進路は市立病院が9人、松阪市や津市など県内医療機関が5人。奈良の医療機関に1人が就職予定。

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