【地元国体で選手らに提供する試食用の弁当とレシピの考案者たち=伊賀市のハイトピア伊賀で】

 三重とこわか国体で選手や監督らに提供する弁当の試食会が3月1日、伊賀市内であった。会場には郷土料理や地元の食材を使った弁当7種類がそろい、主催した伊賀市実行委員会には献立や食材の分量などをまとめたレシピが贈られた。

 提供弁当は同実行委の宿泊衛生専門委員会(松川英一委員長)が食品調達の一環として取り組んでいる事業で、委員は16人。レシピは伊賀市食生活改善推進協議会(森野広栄会長)の各支部がそれぞれ考案した。

 弁当のほとんどは主食に伊賀米コシヒカリを使い、主菜と副菜は伊賀牛のしぐれ煮や田楽といった特産品や名物などそれぞれ約6品。試食会はこの日が2度目で、昨年11月にあった前回指摘があった一部のメニューの食感や味の濃薄、ボリュームなどが見直され、委員らが食べて確認した。

 実行委事務局によると、同市内では9月25日から10月4日の10日間に軟式野球とサッカー、ハンドボール、剣道、クレー射撃の5つの正式競技を実施。期間中には委託業者4社によってレシピを基にした弁当計約6000食を準備し、選手・監督らに1食900円(税別)であっせんするという。

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