伊賀市八幡町で駐車場として使用している市有地の管理を請け負う「八幡管理組合」の2017年度決算を巡り、真偽の確認を怠り市に損害を与えたとして、同市在住の男性2人が2月26日、市人権政策環境部長に決算書との差額80万円を補てんするよう求める監査請求をした。

 監査請求をした柘植町の堀井信雄さん(74)と島ヶ原の川口克文さん(70)によれば、19年6月以降、市議会で議員が同組合の決算などについて質問した内容を知って以降、市提出用と組合用、住民説明用の3種類の決算書を独自に入手するなどして調べているという。

 市提出分の決算書には電灯料約81万円が計上されていたが、組合用と住民説明用の決算書では約1万1000円と、80万円の差額が発生。同年度の決算収支は約4万3000円の赤字で、2人は「組合の銀行通帳などで真偽は確認できたはず。市と同組合との取り決めでは『余剰金が発生した場合は市に納付する』とされており、市に納付されるはずだった80万円の損害を与えた」と話している。

 2月26日朝に措置請求書を市に提出した後、堀井さんらは取材に対し、「明確な虚偽文書を確認しようとせず、市長が調査を命じても調査しない市の姿勢は理解しがたい」とコメントした。

 この駐車場を巡っては昨年12月、必要な手続きを経ず不適切な事務処理を行ったなどとして、当時の市担当者1人が懲戒処分(戒告)を受けている。