【完成した歌詞の作品を見る平井さんの母・佐和子さん(前列右)ら=名張市桔梗が丘5番町で】

 歌手・平井堅さん(49)の母校、三重県名張市立桔梗が丘南小(桔梗が丘5番町)で2月22日に開かれた「6年生を送る会」で、地元住民が手掛けたサプライズ企画があった。故郷を題材に平井さんが作詞作曲した「桔梗が丘」の歌詞のサビ部分を表現した巨大作品や、この春卒業する36人の似顔絵が登場した。

「少しでも明るい気持ちで」

平井堅さんの母・佐和子さん描いた6年生の似顔絵=同

 送る会では2014年から毎年、地元住民でつくる合唱団が「桔梗が丘」を歌って卒業生にエールを送ってきたが、今年はコロナ禍で断念。そんな中、合唱メンバーの一人、武藤成美さん(51)が、歌えない代わりにと、歌詞を折り紙に書いて貼り合わせることを発案。指揮をしてきた出井恵子さん(65)を中心に、1月中旬から制作に取り掛かった。

 合唱に参加してきた地域住民ら66人が歌詞110文字を分担。折り紙1枚に1文字ずつ自由なデザインで書き、縦約2メートル、横約2・4メートルの模造紙に貼り合わせた。

 毎年合唱に参加してきた平井さんの母・佐和子さん(79)も、呼び掛けに応じて2文字を担当。更に、得意なスケッチの腕を振るい、学校に提供してもらった写真を見ながら、子どもたち一人ひとりの似顔絵を色えんぴつで描いた。

 設置のため2月19日に同小体育館を訪れた武藤さんは「『桔梗が丘』は本当にすてきな歌。子どもたちに少しでも明るい気持ちで卒業してほしい」と思いを語った。

 作品は23日から26日まで、桔梗が丘市民センター(桔梗が丘6)でも展示される。