生活安全課長 森田慎也

 3月18日まで、産学官が連携し、インターネット利用者などの自主的な被害防止対策を促進する広報啓発活動を推進しています。ネットを利用するに当たり、被害に遭わないために4つのポイントをお伝えします。

システムを最新に保つ

 サイバー攻撃を防ぐための第一歩は、システムを最新の状態に保つことです。オペレーティングシステム(OS)、アプリなどのバージョンアップやアップデートを行いましょう。

複雑なパスワードを設定

 最初に設定されているパスワードは必ず変更し、複雑なパスワードをサービスや機器ごとに設定しましょう。仮にパスワードを盗まれても機器やサービスが乗っ取られないよう、多要素認証など更なる防御手段を追加しましょう。

手間(コスト)がかかるように

 侵入するまでに幾重にも防御がしてあると、サイバー攻撃する者にとっては手間(コスト)がかかって面倒な、あるいはそもそも侵入できない対象となって攻撃されにくくなります。そのためにも、複雑なパスワードや多要素認証の防御手段をとりましょう。

心の隙を作らないように

 人間の心理的な隙や行動のミスにつけ込み、個人が持つ秘密情報を入手するなどの手口で、サイバー攻撃者に操られて家の鍵を中から開けるような状況になってしまうことがあります。いくらシステム面でセキュリティーを高めても意味がありません。システム面でセキュリティーを高めることと、心の隙を作らないようにすることがとても大切です。

2021年2月13日付789号22面から

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