三重県は2月19日、名張市の40代男性1人など県内14人(四日市市発表分2人含む)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。鳥羽市の特別養護老人ホームと津市の介護施設でのクラスター(感染者集団)では新たに計7人の感染が確認された。県内の感染者は延べ2454人となった。

 発表によると、名張市の40代の会社員男性は13日以降、37、38度台の発熱やせき、鼻閉、頭痛などの症状があり、18日に医療機関で検体を採取し、検査で陽性と判明した。7日に県外訪問歴があるものの、現時点で職場関係の濃厚接触者はおらず、同居家族4人が濃厚接触者に特定されている。同市で感染者が確認されるのは今月8日以来11日ぶり。

 クラスターが発生した鳥羽市の特老ホームでは、新たに70代から90代の入居者女性4人が検査で陽性に。いずれもクラスター発生が確認された際の検査で陰性が確認されたが、症状が現れたため再度検査を受けていた。検査対象者126人のうち、感染者は職員2人、入所者ら15人の計17人となった。

 同じくクラスターが発生した津市の介護施設では、80代と90代の入所者男女3人の感染が判明。このうち2人は17日の検査では陰性だったが、症状が現れたため再度検査を受けたところ、陽性となった。検査対象者241人のうち感染者は職員4人、入所者ら16人の計20人で、残る25人が検査待ちだという。また、陽性だった短期入所者の90代女性と同居する60代女性(自営業)も感染が確認された。

 この他、津市では、検査で陽性と判明した80代男性が受診していた医療機関に勤務する50代看護師女性、鈴鹿市では陽性者と同居する男子中学生、伊勢市では陽性が確認された看護師の同僚の20代看護師女性が感染していることもわかった。

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