三重県は2月12日、県内4市で10代から80代までの男女9人が新型コロナウイルスに感染し、四日市市の医療機関に入院していた60代男性1人が死亡したと発表した。県内の感染者は延べ2370人、死亡が確認されたのは42人目となった。

 発表によると、津市で感染が確認された70代から80代の男女4人は、県内39事例目のクラスターが発生したカラオケ喫茶を1日に利用。3日と4日の検査では1度陰性となったが、陰性確認後に陽性となった関係者が確認されたため、改めて検査したところ陽性が判明した。4人の内3人は無症状。

 伊勢市の10代男子小学生と30代女性は、9日に陽性が判明した30代公務員男性の同居家族。10日に濃厚接触者として検体採取したところ陽性となった。男子小学生は9日まで登校しており、学校関係の接触者を調査中。

 志摩市の70代女性は、クラスターとなった同市のカラオケ喫茶を利用した女性の接触者で、29日に同じ医療機関に通院するなど接触があった。同市の80代女性は11日に38度台の発熱が発生。県外の人との接触歴や行動歴、濃厚接触者などは調査中。

 四日市市の運輸業に勤める50代会社員男性は、6日と8日から11日まで出勤しており、同居家族2人を濃厚接触者、職場関係者3人を接触者に特定している。

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