三重県は2月6日、伊賀市の20代女性を含む10歳未満から90代の男女27人(四日市市発表分1人含む)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は延べ2325人となった。また、軽症から中等症で入院していた70代男性が5日に死亡したと発表した、県内の死者は計35人となった。

 県によると、27人の市町別内訳は、松阪市が6人、津市と鈴鹿市が4人、亀山市と伊勢市が3人、志摩市が2人、伊賀市と四日市市、菰野町、紀北町、朝日町が各1人。20人が既に判明している感染者の接触者や濃厚接触者で、7人が感染経路調査中。27人中、無症状者が6人。

 伊賀市の女性は県内の会社に勤務。県外の屋外施設や飲食店を利用していた。職場同僚ら7人を検査する。

 松阪市の90代無職女性は県内の介護施設に入所。職員と入所者計98人の検査を進める。同市の20代パート従業員女性は1月31日から味覚・嗅覚障害が出現し、2回の検査で陰性が確認されたが、3回目で陽性が判明した。

 クラスター(感染者集団)が発生した津市の武内病院、市立四日市病院、鈴鹿中央総合病院では、それぞれ看護師1人が再検査で陽性が判明した。

 志摩市の70代無職女性は、クラスターが発生したカラオケ喫茶を友人と利用していた。

 四日市市では、3日に陽性が確認された鈴鹿市の男性の職場(四日市市外、製造業)同僚で、接触者として検査を受けていた20代の会社員男性が陽性に。味覚・嗅覚障害があり、濃厚接触者は同居家族1人、会社関係者1人。

※2月7日午前8時23分追記

- Advertisement -