【仕込んだどぶろくをかき混ぜる山下さん(右)】

 どぶろくを通じて地域活性化を目指す三重県名張市の市民団体「名張どぶろくを楽しむ会」がこのほど、「伊賀国 名張どぶろく 吉左衛門」の販売を2年ぶりに再開した。

 同会は、酒類醸造を規制緩和する特区に認定された2015年に発足し、会員約30人で酒造に取り組んできた。原料となる米を提供していた会員が米作りをやめたため活動を中止していたが、1年前、同市長瀬で米作りをしている新成文さん(62)が同会に参加。コシヒカリの提供を受け、酒造を再開した。

 原材料は伊賀産にこだわり、蔵持地区の地下水や地元酒店が作った麹などの他、底がハート型の瓶も地元のガラスメーカーが製造したものを使用している。

 今回は、昨年10月中旬から仕込みを始め、12月からの初回出荷分約40本は2週間ほどで完売。今年3月までに100本分を醸造する予定だ。

 「吉左衛門」はアルコール度数が11度から15度。1本500ミリリットルで1500円(税別)。同市緑が丘東の「どぶろくhouse(ハウス)」で販売している。

 同会の山下隆子代表(66)は「今年は辛口でキレがある。飲んだ人からも『前よりおいしい』と言ってもらえる」と笑顔で話した。

 問い合わせは山下代表(0595・64・1750)へ。

2021年1月16日付787号10面から