【観光客へのアンケート結果などを発表する名張高生=名張市鴻之台1で】

 三重県名張市の県立名張高校(東町)の生徒が同市の観光名所、赤目四十八滝渓谷(赤目町長坂)の観光客に実施したアンケート調査の結果をまとめた。結果をもとに、赤目滝の訪問後に市内のカフェや他の観光スポットなどに足を運んでもらえるよう観光客に紹介する提案を市や市観光協会の幹部らに発表した。

 アンケート調査は情報研究発展の授業の一環で、総合学科商業系列の3年生29人が昨年8月3日から7日まで、渓谷入り口付近で観光客を対象に行い、「なぜ来たのか」「宿泊か、日帰りか」など質問した。赤目滝訪問後の予定を尋ねると、218人中87%の190人が「なし、帰宅」と回答したという。調査中、「おすすめの場所を教えて」などと、観光客から逆に質問されることもあったといい、生徒たちは市内の観光情報のPRが不足していると考えた。

 話し合った結果、市内のカフェに着目し、2年生にも手伝ってもらい実地調査。店の特徴などを紹介するちらしをまとめ、店に協力してもらい期間限定メニューも開発することにした。赤目滝以外の観光地も知ってもらえるよう、市観光協会ホームページのQRコードなどが印刷されたウェットティッシュの配布も提案した。

 発表会は1月29日に市役所であり、生徒5人が亀井利克市長らに説明。発表後の意見交換で原悠真君(18)は「赤目滝には思ったより若い人がたくさん来ていた。盛り上げていくため、お店から観光客への声掛けを積極的にしてはどうか」、末廣一翔君は(18)「せっかくなら、他の観光地の足掛かりにならなければ」と話した。亀井市長は「出来る限り参考にさせて頂き、観光行政に反映させていきたい」と述べた。