【市立図書館に寄贈された大量の本=名張市桜ケ丘で】

 名張市立図書館(桜ケ丘)が1月25、26の両日、家庭に眠っている本を活用しようと広く寄贈を募ったところ、2日間で市内外から8500冊を超える本が寄せられたことがわかった。

 25日には73人から5003冊、26日は69人から3539冊がそれぞれ持ち込まれ、児童書や文芸書、実用書などジャンルもさまざまだった。同市で生まれた探偵小説家、江戸川乱歩の著書や戦前の教科書も含まれていた。

 松本孝寿館長によると、本を持ち込んだ人の中には、「大阪への通勤電車で毎日読書をしていた」という男性や、「子育てを終えたが、子どもとの思い出の児童書を捨て難かった」という女性も。乗用車に本を満載して自宅と図書館を2往復し、1人で約1000冊寄贈した人もいた。

 松本館長は「大切にされ、奇麗で状態の良い本をたくさん頂くことができた。皆さんの思いを無駄にしないよう、有効活用させて頂きたい」と感謝していた。寄せられた本は整理した後、傷んだ同館の図書の更新に利用されたり、市内の学校や保育所などで活用されたりする。