三重県は1月26日、10歳未満から80代の男女33人(うち四日市市発表分5人)の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。クラスター(感染者集団)が発生した鈴鹿市の鈴鹿中央総合病院と津市の武内病院ではそれぞれ新たに職員らの感染が判明した。県内の感染者は延べ2057人となった。

 33人の居住地別の内訳は、四日市市7人、鈴鹿市6人、津、志摩市各4人、伊賀、伊勢、桑名各市それぞれ2人、松阪、いなべ両市と菰野、多気両町それぞれ1人、県外が2人。

 伊賀市の40代女性はクラスター(感染者集団)が発生した「東洋ビューティ上野工場」の社員で、この工場での感染者は14人となった。県は対策班を派遣し、未検査だった従業員46人の検査を進める。同市の30代女性は県外の会社勤務で、友人との食事会に参加していた。

 鈴鹿中央総合病院では、新たに40代から70代の男性入院患者4人と、30代と40代の女性看護師2人の感染が判明。うち2人は2度、1人は1度、陰性が確認されていた。職員と入院患者など合わせて55人のクラスターとなった。県は検査対象をさらに拡大する方針。

 武内病院では、新たに20代の女性看護師2人の感染が判明。職員や入院患者など合わせて18人のクラスターとなった。

 桑名市では県立桑名高校の50代男性教員の感染が判明。県教委によると、同高は26日に臨時休校した。

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