全国の農家が手塩にかけて育てた米のおいしさを競う「第14回あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」の決勝大会がこのほど山形県庄内町で開かれ、伊賀市北山の城山和夫さん(68)が出品した「コシヒカリ」がメジャー部門の優良金賞を受賞した。【優良金賞の賞状を手にする城山さん=伊賀市北山で】


 同コンテストは予選から決勝まで全て人による食味審査を行うのが特徴で、今年は過去最多の58品種計500点が出品された。

 予選は全国から公募した500人の一般審査員が5品種ずつを各家庭で試食。「外観」「香り」「味」「粘り」「硬さ」の5項目で審査し、総合得点の高かった米が決勝に進んだ。

 昨年11月28日にあった決勝では、「ゆめぴりか」「ひとめぼれ」など全国的に作付面積の多い品種を対象にしたメジャー部門で最優秀金賞1点、優秀金賞5点、優良金賞9点が選ばれ、城山さんのコシヒカリは優良金賞に選出。3年前の優秀金賞に続く2度目の受賞となった。

 決勝進出者は大規模経営による専業農家が多い中、城山さんは市内の企業に勤務しながら、耕作面積も1万2000平方メートルと比較的小規模な兼業農家だ。「会社では、良い商品づくりは人づくりから、と教えられているが、おいしい米は土づくりがポイント」と話す。

 土壌改良剤や有機質堆肥に加え、菜種油の油かす、米ぬかなどを独自にブレンドして土壌に仕込んでいる。「米づくりは手間暇を惜しまず、丹精込めて、田植えや収穫作業は家族ぐるみで楽しみながらやっている」。

 城山さんは「コンテストへの出品や入賞を通じて、伊賀米を全国にアピールしたい。農業を目指す若い人には、魅力があり、やりがいのある農業を伝えていきたい」と話した。

2021年1月16日付787号11面から