伊賀市は1月19日、被保険者1人当たり年額8万6665円としている国民健康保険税の税率を、2021年度から引き上げる検討を進めていることを明らかにした。同日の市議会議員全員協議会で説明したもので、16年度から繰り入れている保険給付費支払準備基金が、今年度の決算次第で枯渇する恐れがあるため。市は2月議会に関係条例の改正案を上程する見通し。

 市保険年金課によると、19年度の被保険者数は1万8658人で、12年度からの8年間で4947人減少。1人当たりの保険税額は、18年度に実施した税率引き上げもあり、直近5年で1万1253円増えている。同基金の残高は、繰り入れ開始前の15年度は11億8000万円余りあったが、少ない年で約8700万円、多い年で約2億8500万円を取り崩し、19年度決算では約1億7500万円まで減少していた。

 この日の全協で、市保険年金課の前田康人課長は「一気にではなく、複数年かけて上げていく」と述べ、税率の上げ幅については、現在の保険税額が県内14市の平均と約1万2000円の差があることに触れ、「最初はその半分か、それに近い数字を考えている」と説明した。