昨年、新型コロナウイルス感染拡大防止のため各都道府県単位での開催となった「全日本中学校通信陸上競技大会」の男子200メートルで、名張中3年の永安正弥君(15)(名張市鴻之台)が全国3位となる22秒28の自己新記録をマークした。大会の中止や延期が相次ぐ中、目標を見失うことなく記録を伸ばし続けている。【全国3位の賞状を手にする永安君=名張市で】

 小学生のころから市内の陸上教室「名張クラブ」と陸上クラブ「ばりっこクラブ」で練習。中学に進んでからは100メートルで県内トップレベルに成長してきたが、両クラブで指導する徳地和子さんのアドバイスもあり、昨年からはコーナーでの優れた加速力を生かせる200メートル一本に絞っている。

 昨年は2月以降、規模の大小を問わず試合の機会が激減し、一昨年は悪天候で中止となったジュニアオリンピック大会もコロナ禍で2年連続中止に見舞われた。「自分がどのレベルにいるのか分からなくなりそうだった」。そんな日々も、「中学の間に21秒台を出す」という目標を定めていたからこそ、練習を重ねることができた。

 昨年10月の競技大会では、予選トップの22秒45を記録し、決勝で更に記録を伸ばした。「全国3位は、うれしさが強いけれど悔しさもある。次は2位、1位を狙う」と前向きな気持ちは変わらない。高校生として臨む今秋の三重国体での決勝進出を次なる目標に据えている。

2021年1月16日付787号12面から