伊賀市上野桑町の岡波総合病院(猪木達理事長)は、子どもたちに向けた「病院のお仕事紹介ポスター」を作成した。市内の小中学校全30校に掲示される。【作成したポスターを披露する岡波総合病院の職員有志(提供写真)】

 同病院では例年夏に市内の小学生を対象とした「おかなみこどもまつり」を開いてきたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止に。代わりに、ポスターを使って医療従事者の仕事を紹介することにした。

「選択肢の一つに」

 ポスターはA2サイズで、医師や看護師の他、「写真をとって病気を見つけたり、がん細胞をやっつけます」と紹介される診療放射線技師や、「患者さんが元気になれるように栄養満点の食事を作ります」と紹介される栄養士など10の職種を紹介。絵が得意な有志職員6人がイラストを描き、漢字には全て読み仮名を振った。下部には「病院にはいろいろな職業の人が力を合わせて仕事をしています。医療従事者になって、たくさんの人を元気にしませんか」とメッセージを添えた。

 制作に当たった同病院の担当者は「地域医療を守るため、チームでさまざまな職種が連携している。これらの仕事が子どもたちの将来の選択肢の一つになれば」と話した。

2020年12月12日付785号20面から

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