三重県は1月13日、伊賀市3人、名張市1人を含む県内31人の新型コロナウイルス陽性が判明したと発表した。同日の県内の感染者は四日市市発表分(2人)を含め33人で、延べ1644人。県では、県内の感染者数増や近隣府県の情勢などから、14日午前にも、感染防止策の更なる徹底や、生活の維持に不必要な移動の自粛、酒類を提供する飲食店などへの営業時間短縮要請などを盛り込んだ県独自の「緊急警戒宣言」を発出する見通し。

 発表によると、この日の感染者の市別内訳(四日市市除く)は、伊勢、津、尾鷲が5人、亀山4人、いなべ、伊賀が3人、松阪2人、桑名、鈴鹿、名張、志摩が各1人。

 伊賀市では、10日に陽性が判明した60代男性の知人で、濃厚接触者として検査を受けた30代と50代の会社員女性、8日以降にせきやのどの痛みなどが現れた40代の会社員女性の3人が陽性に。名張市では、11日以降に38度台の発熱や頭痛などの症状が出ていた30代の自営業男性が陽性と判明した。この男性は、9日に友人が自宅を訪問し、10日には知人と食事をともにしており、濃厚接触者は同居家族6人と知人10人。

 津市では、既に陽性が判明している10代男性と年末に食事をした10代の男子高校生、名古屋市の感染者の別居家族の20代会社員女性、年始に県外の別居親族宅を訪問していた50代の看護師女性、年末年始に県外の別居親族宅を訪問していた県内の大学に通う10代の男子学生、10日に陽性が判明した医療従事者の60代女性と同居する60代男性の陽性が確認された。

 伊勢市の介護施設「正邦苑城田」で発生したクラスター(感染者集団)では、新たに80代の入所者女性2人の陽性が判明。同施設の職員と入所者計57人の検査の結果、陽性者は職員6人、入所者9人の計15人となった。同市では、別の介護施設を利用する80代の女性2人と90代男性の計3人も陽性が確認され、施設関係者19人や同居家族らの接触者調査が行われている。

 尾鷲市では、10日に陽性が判明した80代女性と同じ介護施設に入所する90代女性が接触者調査で陽性に。この施設に勤務する40代の女性職員とその同居家族(40代会社員男性、10代男子高校生、10代男子小学生)も陽性と確認された。県では高校生と小学生の学校関係者などの接触者調査を進めている。

 亀山市では、伊賀市の陽性者(60代男性)が年始に自宅を訪問した同居家族4人(40代無職女性、30代会社員男性、10代男子高校生、10歳未満男子小学生)がいずれも陽性と判明した。松阪市では、年始に県外行動歴のある20代教職員男性と、医師の40代男性の陽性が確認された。男性医師の職場関係の接触者34人は既に陰性が確認されたという。

 志摩市では、鵜方放課後児童クラブに勤務する市健康福祉部の40代女性職員1人が陽性に。既に陽性が確認されている40代男性の同居家族として検査を受けていた。

※1月13日午後7時25分追記