名張商工会議所の新年祝賀会が1月5日、名張市南町の名張産業振興センターアスピアで開かれ、例年の3分の1ほどの約70人が参加した。新型コロナウイルス対策で恒例の地酒での乾杯や飲食などをなくし、琴の演奏と経営に関する講演会があった。参加した行政や企業の関係者らは、苦境を乗り越える決意を新たにした。【琴の演奏に聞き入る参加者ら=名張市南町で】

 あいさつに立った川口佳秀会頭は、同商議所の経営相談支援窓口にコロナ関連の相談が900件、感染症特別貸付が122件、補助金申請が138件あったと紹介。「ビジネス環境の変化は激烈で、従来の事業が通用するとは限らなくなってきた。経営改善、革新が必要」と指摘した。

 商議所としては今年、名張川の引き堤工事と合わせて周辺の環境整備を進める「名張かわまちづくり計画」で、観光や防災などの拠点として道の駅と川の駅を設置するための働きかけや、名張産ぶどうを使ったワインの地域ブランド化推進などに取り組むとした。

 商議所が市の委託で昨年2度実施したプレミアム付商品券発行事業について、亀井利克市長はあいさつの中で「今、次なる取り組みに向け、各分野の代表の方から聞き取りをしている」と述べた。

 この他、「日本一明るい経済新聞」編集長の竹原信夫さんによる「コロナに負けるな!元気経営の“ヒミツ”はこれだ!」と題した講演や、琴奏者の藤田光代さんと堀芙美さんによる演奏があり、参加者は熱心に耳を傾けていた。