伊賀市白樫の岡八幡宮で1月3日、同神社にある「山の神」に奉納する大しめ縄作りがあり、地元住民7人が1時間半ほどかけて長さ5メートルほどのしめ縄を編み上げた。【大しめ縄を編む「長老講」の男性たち=伊賀市白樫で】

 同神社では、伊賀の開拓に生涯を捧げたという伊賀津彦と伊賀津姫を「伊賀開祖の神」「尺殿明神(山の神)」として拝殿北側にまつり、今では縁結びの神としても地元で親しまれている。毎年、同神社の創建に携わったとされる「長老(おとな)講」と呼ばれる家の人たちが大しめ縄を編み、フクラソウの木で男女のこけし作って同7日の「山の神祭」で奉納している。

完成した大しめ縄を山の神(右上)の前に運ぶ

 長老講の男性たちは、地元で育ったもち米の稲わらを15センチから20センチほどの太さに編んでいき、最後に端をわら切りで奇麗に切りそろえた。作業を見守った大井貞夫宮司(85)は「歴史ある山の神のしめ縄を今年も作ることができて良かった。この縄のように太く長く生きていけるような年になれば」と話していた。