名張市出身でサッカーJ2・レノファ山口FCに所属するMF佐藤健太郎選手(36)が、節目となるJ1・J2通算400試合出場を達成した。更なる高みを目指す姿に、地元の恩師からも期待の声が上がっている。【12月6日の北九州戦に出場した佐藤選手(チーム提供、2枚とも)】

期待の声「ストイックに続けて」

 近所の先輩がプレーする姿に憧れ、名張市すずらん台サッカースポーツ少年団に入団。その後、桔梗が丘ジュニアサッカークラブに所属し、北中でもサッカー部で活躍、県選抜メンバーにも選出された。

 奥井達司監督に指導を仰ぎたいと、県立名張西高に進学。1年時と3年時にチームが県ベスト4に入り、自身は2年から国体選手として活躍した。

 進学した順天堂大学では中盤の主力選手として実力を認められ、卒業後の2007年、モンテディオ山形でプロデビュー。12年ジェフユナイテッド市原・千葉、16年京都サンガFCを経て、17年にレノファ山口FCに加入した。

けがで長期離脱も

 ディフェンス力やサイドチェンジなど、展開の精度やボールを奪う洞察力など、試合のコントロールの高さに定評がある。18年3月には半月板断裂でチームから離脱するなど苦しい時期もあったが、20年8月19日、ザスパクサツ群馬戦でJリーグ通算400試合出場を果たした。

 「好きでやってきたサッカーで勇気や感動を与えられるのは幸せなこと」。つらい時でもくじけず前に進んでいく精神力が身に着き、常に進化していくサッカーに合わせ、自身も「アップグレード」してきたという。

 現在、上野高校でサッカー部を指導する奥井監督は「年齢は気にせず、挑戦は続けてほしい。ストイックにやり続けている見本になるよう、まだまだ期待している」とエールを寄せる。

 たまに帰省する地元・名張は「ホッとする大切な場所」だという佐藤選手は「年ごとの契約なので、いつサッカー人生が終わるかわからないが、行けるところまで突っ走りたい」と話した。

2020年12月26日付786号2面から