12月31日から関東地区で始まる「全国高校サッカー選手権大会」に4年ぶり2回目の出場を果たした三重代表・私立海星高校(四日市市追分)のエースストライカーは、伊賀市在住で3年の和田涼雅君(18)=写真=だ。県大会準決勝で終了間際に決勝ゴールを決めるなど、勝負強い“点取り屋” としてチームを引っ張っている。

 小学2年から地元の阿山クラブジュニアでサッカーを始め、中学ではクラブチームの「FCアヴェニーダソル」でプレー。当時の上級生が在校していた縁で同高への進学を決めたが、2年秋までは公式戦で出場機会に恵まれなかった。

 「足の速さと、当たり負けしない体格の良さが強みで、守備の裏への抜け出しが上手」と青栁隆監督(52)が評価するように、小学生のころから一貫して前線でプレーしてきた。最高学年となった今年は、新型コロナの影響でインターハイが中止になるなど、対外試合の機会は激減。コロナ禍でも、母校の旧鞆田小グラウンドで自主練習をしたり、毎日10キロの走り込みを続けたりとコンディションを整え、3年生最後の大舞台となる選手権の県予選では5試合でチームトップの8得点をたたき出した。

 全国常連校・四日市中央工との準々決勝は「点を取られても自分たちの流れが来ると信じて」追いつき、PK戦で勝利。選手権予選で初めて同高から挙げた念願の勝利だった。津工との準決勝の決勝点はショートカウンターからで、「自分たちのパターンで決められた」と振り返る。

 「インターハイ中止などで、皆の目標が無くなりつつあったが、我慢して戦えた。全国でまず1勝したい」と力強く語る和田君。チームは選手権初勝利を目標に、茨城代表・鹿島学園との初戦に臨む。

2020年12月26日付786号11面から