名張市が今年10月に発刊した「名張市史料集 第8輯」に収録している江戸時代の「藤堂宮内家文書」(市文化財)7点が、同市丸之内の名張藤堂家邸で12月27日まで展示されている。名張藤堂家の祖・藤堂高吉(1579‐1670)が愛媛・今治の城代だった当時の知行充行状や、領地だった南勢での役人の公用日誌など、貴重な資料を見ることができる。【展示した資料を眺める名張古文書研究会のメンバー=名張市丸之内で】

 展示されているのは、1609(慶長14)年の「予洲鳥生村小鴨部村知行高物成高目録」、1756(宝暦6)年の「南伊勢諸事覚書帖」、1858(安政5)年の「勢南役用録」、1803(享和3)年の「惣物成等書上一括」(1から4)。

 文書の翻刻に携わってきた名張古文書研究会のメンバーは「当時を知る資料のごく一部ではあるが、本藩との関係性や、領地内の田畑の運用や管理、近所の家同士の結び付きの強さや日々の助け合いなど、さまざまな発見があった」と話している。

 時間は午前9時から午後5時まで。入館料は一般200円、高校生100円、中学生以下無料。

 問い合わせは名張藤堂家邸(0595・63・0451)まで。

2020年12月12日付785号7面から