三重県は12月15日、県内で14人の新型コロナウイルス陽性が判明したと発表した。クラスター(感染者集団)が発生した伊賀市の岡波総合病院では、病棟に勤務する名張市在住の30代の女性看護師1人と、50代から80代の入院患者4人の計5人が陽性と確認され、同病院内での陽性者は計15人に。県内の医療機関に入院していた70代男性1人が14日に死亡し、県内の死者は13人に、感染者は延べ1086人となった。

 県と同病院によると、陽性となった入院患者は名張市の50代男性会社員と、伊賀市の70代女性、80代男性、80代女性(いずれも無職)で、うち3人は38度台の発熱などの症状がある。女性看護師も37度台の発熱や肺炎などの症状が現れており、同居家族2人が濃厚接触者として特定されている。

 同市では他に、県外の実家への訪問歴がある50代男性(会社員)1人も陽性が確認された。11日以降、一時は38、39度台の発熱や呼吸不全などの症状があったといい、職場関係者6人が接触者となっている。

 松阪市では、これまで職員3人と利用者1人の陽性が確認されていた在宅介護サービス事業所「ツクイ松阪船江」(同市船江町)で新たに40代女性職員1人の陽性が判明。施設内での陽性者が計5人となったため、県内21例目のクラスターに認定された。職員や利用者など検査対象者87人のうち79人は陰性が確認され、残る3人は検査待ちとなっている。

 桑名市では、陽性者の濃厚接触者だった70代女性(無職)、クラスターに関連した検査で一度は陰性となった東員病院(東員町)勤務の30代の女性看護師と、自営業の50代男性、60代男性(無職)の4人が陽性に。朝日町では、県外出張歴がある40代男性(会社員)と、同居する70代女性(無職)の2人が陽性と確認された。津市では、12日に陽性が判明した20代男性の職場同僚で、濃厚接触者として検査を受けた30代男性1人が陽性となった。