伊賀市上野丸之内の伊賀上野城で12月7日、高さ約30メートルの「高石垣」の景観を保とうと、自衛隊による雑木伐採作業が始まった。11日までの予定。【ロープで降下しながら高石垣の雑木を伐採する自衛隊員=伊賀市上野丸之内で】

石垣の上下から作業をサポートする自衛隊員ら=同

 高石垣の総延長は東側を除く三方で約320メートル。津藩祖で「築城の名手」として知られる藤堂高虎(1556-1630年)が、大坂の陣を前に1611(慶長16)年、同城に大改築を加えたときに現在の姿になったとされる。

 作業を担うのは、陸上自衛隊久居駐屯地(津市)の第33普通科連隊の隊員約50人。城跡がある上野公園を管理する伊賀市の要請で、3年に1度の頻度で行っている。

 作業では、迷彩服姿の隊員が石垣上の樹木にロープをくくり付け、命綱にして降下。石垣の隙間に生い茂ったフジやシダなどを鎌やノコギリなどを使って刈っていった。切り落とした雑木はボートで回収していく。

 隊の広報担当者によると、作業は訓練の一環でもあるという。