伊賀市は12月4日、横領と窃盗(万引き)で非常勤の会計年度任用職員2人を懲戒免職処分にしたと発表した。【記者会見で頭を下げる伊賀市の関係者=同市四十九町】

 発表によると、一人は阿山支所振興課に所属する職員(51)で、2013年度から地区市民センターに勤務。18年度に住民自治協議会から管理を任されていた預金通帳から186万5850円を複数回にわたって不正に出金し、私的流用した。今年春ごろに2通の通帳を1本化する作業の中で発覚し、職員は横領の事実を認め、夏ごろに全額返金したという。

 もう一人は、同和課所属の職員(55)で、同課所管の施設に勤務。先月5日午後6時ごろ、名張市内の書店にあるセルフレジを悪用し、レンタル用DVD6枚(時価合計約1万5000円)を盗み、名張署が窃盗(万引き)容疑で現行犯逮捕した。人事課が職員本人からの聞き取りで、伊賀市内も含め他店舗でも大量のDVDを盗んだと話していることも懲戒処分の軽重を判断する材料にしたという。

 この2件の懲戒処分で、上司4人(元上司1人も含む)を文書での訓告や厳重注意とした。会見に出席した総務部の山本幸一郎部長は今回の処分を受け、「改めて職員に対するコンプライアンスの意識徹底など再発防止に向けた取り組みを強化し、一刻も早く市民の皆さんの信頼回復に努めたい」と陳謝した。