伊賀に窯を築いて四十余年、「若い世代に『こんな仕事がしてみたい』と憧れてもらえるように」という思いを抱き続け、薪窯での焼き上げにこだわり続けている、伊賀市丸柱の小島憲二さん(67)の陶展が、12月4日から9日まで名張市新田の堤側庵ギャラリーで開かれる。入場無料。【展示予定の作品を紹介する小島さん=伊賀市丸柱で】

 愛知県知多市に生まれ、高校卒業後に備前で小西陶藏氏に師事。伊賀の窯業会社に作家活動も兼ねながら勤め、1979年に独立し丸柱で築窯した。近年は都市圏の百貨店での個展の他、約30年間のライフワークでもある沖縄での個展などを通じて、各地に愛好家がいる。現在は伊賀陶芸会の会長も務める。

 同ギャラリーでの陶展は6回目。薪窯の風合が色濃く感じられる茶器や食器、曲線が特徴的な花生けなど50点前後が並ぶ予定。「器は人と人をつなぐ道具。コロナ禍で気持ちの沈みがちな時期だからこそ、『見に来てよかった』と思える、使う楽しみが伝わる機会になれば」と来場を呼び掛けている。

 時間は午前11時から午後6時。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・65・3002)へ。

2020年11月21日付784号3面から