がん・難病患者らの全国組織「がんを明るく前向きに語る・金つなぎの会」(会員数1623人)代表で名張市富貴ケ丘1の広野光子さん(79)方で12月1日、亡き会員の鎮魂や闘病中の仲間の安寧を祈るイルミネーションが点灯した。【点灯したイルミネーションを眺める広野さん(左から2人目)と近所の子どもたち=名張市富貴ケ丘1で】

 元情報誌記者の広野さんは、自身が乳がんと卵巣がんで闘病していた1994年、別の病気で夫を亡くした。追悼の思いから、1本の庭木を電飾でともしたのが始まりという。翌年に同会を立ち上げてからは、亡くなった患者らを思い、毎年少しずつ電飾の数を増やしてきた。

 27年目となる今年は、星とベルをかたどった新たな電飾も加わり、色とりどりの光は約1万5千に達したという。赤、青、緑など鮮やかな光を放つ電球が外壁や植え込みを彩り、トナカイや雪の結晶などをかたどった電飾も並ぶ。

 広野さんは「友や息子たちの助けで、飾り付けることができた。コロナ禍の今年だが、皆さんに祈りの明かりを見てもらえるとうれしい」と話した。点灯は来年1月10日までの午後6時から同9時。