犯罪被害者支援や犯罪抑止を目的に警察庁が主催する今年度の「『命の大切さを守る』全国中学・高校生作文コンクール」(応募総数5282件)で、名張市の県立名張青峰高校(百合が丘東6)3年の中野優斗君(18)が「警察庁長官官房審議官(犯罪被害者等施策担当)賞」(対象5人)に選ばれた。11月27日に県警本部の担当者が表彰状を伝達した。【表彰状を受け取った中野君=名張市百合が丘東6で】

 中野君は昨年12月に同校2年生を対象に開催された「命の大切さを学ぶ教室」で、1996年に長男を暴行事件で亡くした大阪府在住の武るり子さんの講演を聴いた。

 講演の後、冬休み中に作文を書き「日常がかけがえのない宝物であること」や「犯罪被害者について知ることの大切さ」について、思いをつづった。

 表彰状を受け取った中野君は「講演をきっかけに、報道される事件にどのような背景があるのか、想像を巡らせるようになった。人の痛みに寄り添える大人になりたい」と話した。