名張市東町の県立名張高校(中山隆之校長、全校生徒554人)の生徒会が11月27日、学校祭最終日に合わせ、「いじめ防止」のイメージカラーとされるピンク色のマスクを全校生徒に配布し、いじめ根絶を訴えた。【ピンク色のマスクを着用し、いじめ根絶を訴える生徒会メンバー=名張市東町で】

 三重県は11月を「いじめ防止強化月間」と定めており、同高でも啓発活動を検討。10月、生徒会長で2年生の大﨑一穂さん(17)が、良いアイデアがないかインターネットで調べたところ、「ピンクシャツデー運動」のことを知り、マスクにも応用できないかと考えたという。

 この運動は、2007年にカナダの高校で、いじめを受けた男子生徒を助けようと、上級生がピンク色のシャツ着用を呼び掛け、学校中がピンク色に染まった出来事が始まりとされる。この日、マスクを受け取った生徒たちは早速着用し、学校祭を楽しんでいた。

 同高では、コロナ禍で延期された夏の体育祭と秋の学校祭を合わせ、参加者を限定して25日から3日間開催。屋外には色とりどりのビニール傘150本を連ねた「アンブレラスカイ」も設置された。大﨑さんは「自分たちの学校でもいじめが起こらないようにしたい、という持ちで準備した。マスクなら今、皆が着けてくれると思った」と話していた。