県立伊賀白鳳高校(伊賀市緑ケ丘西町)のエコカー部が製作、整備してきた競技用ソーラーカー「SS.VELOCITY」が来年1月末まで、名張市蔵持町原出のトヨタウン名張店で展示されている。【 部員たちと展示されたソーラーカー=名張市蔵持町原出で】

 同部は毎年夏に鈴鹿サーキット(鈴鹿市)で開かれる大会に、同高前身の上野工業高時代から23年間連続で出場してきた。現在の部員は男女13人で、機械科以外にも工芸デザイン科やフードシステム科の生徒も所属している。今年も大会に向けてバッテリーや配線の変更など改良を重ねてきたが、コロナ禍で中止になった。

 晴れ舞台を失ったマシンをせめて地域の人たちに見てもらおうと、同部顧問が今夏オープンした同店を運営する三重トヨタ自動車(本社・津市)に打診。思いが通じ、ショールームでの展示が実現した。

 展示マシンは2011年製で、全長3・6メートル、全幅1・6メートル、3輪1人乗り。ボティーはカーボン繊維とウレタン素材などから作られており、総発電量480ワット、最高時速90キロを記録する。17年の同大会では準優勝に輝いた。

 11月26日は同店で搬入作業があり、部員たち自らマシンを店内に運び込んだ。部長で機械科3年の赤井蓮君(17)は「大会が無くなったことはショックだったが、展示する機会を頂けてうれしい。ソーラーカーを作る部活があることを知ってもらえたら」と話した。同店の川北英人店長(49)は「同じ自動車に携わる者として、地元の若者のため協力させて頂きたい。見た方が車を好きになるきっかけになれば」と話した。