名張市黒田の陶芸家、角谷英明さん(75)=写真=の作陶展「爽秋の白磁」が、11月28日から12月3日まで伊賀市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」で開かれる。入場無料。

 大阪府出身で、京都市立芸術大学専攻科を修了後、九州の窯元で青白磁を研究した。1982年に「名張窯」を開窯後、各地の伝統工芸展で受賞を重ね、2013年には県文化功労章を受章。地域の伝統工芸発展への貢献から、今秋には東海テレビ文化賞も受賞した。

 角谷さんの作品は、淡い色調の青白磁が特徴的だが、一昨年以来2回目となる伊賀市での個展は「つやを抑えた温かみのある白磁」を中心とした出展になるという。ぐい飲みなどの酒器や食器、大皿、花びら形の花瓶など約60点が並ぶ予定で、「少しでも秋の爽やかさを感じて頂ければ」と話していた。

 時間は午前11時から午後6時(最終日は同4時)まで。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・22・0522)まで。

2020年11月21日付784号7面から

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