県立名張高校(中山隆之校長)で11月26、27日に開かれる学校祭に向け、総合学科6系列のうち「生活デザイン」「商業」「芸術メディア」を選択する2、3年生が協力して企画した弁当が登場する。新型コロナウイルスの影響で一般販売はしないが、生徒たちは「自信作」と胸を張る。【弁当を試作する名張高生活デザイン系列の生徒たち=名張市東町で】

 コロナ禍での学校祭開催は、イベントの縮小や模擬店中止などを余儀なくされた。例年、料理の腕を振るってきた生活デザインの生徒たちから「思い出作りがしたかった」「3年間の成果発表の場が欲しい」という声が上がった。調理と販売は感染対策に配慮し、「ユノカフェ」(同市青蓮寺)に委託することで企画がスタートした。

 材料費となる原価計算は商業の生徒たちが、パッケージデザインは芸術メディアの生徒たちが、献立や試作は生活デザインの生徒が担当。なかでも献立は「野菜をたくさん使うこと」「3年間の成果からあっと驚くアイデアで」を条件に、22人が主菜と副菜の入った弁当をおのおの考案。試作品からそれぞれ良い品を選び、洋風と和風の2種類を決めたという。価格は1つ600円で、各75食用意する。

完成した洋風(手前)と和風の弁当

 洋風の主菜「鶏肉となすのトマトソース煮」を考えた小川優芽さん(17)は「旬のものを使い、秋をイメージした。家族にも試食してもらった」、和風の主菜「大葉とチーズの肉巻き」を考案した米田晴翔さん(18)は「いろんな人が食べやすいものを試行錯誤した自信作」と胸を張る。2人は「いつもとは違った形での学校祭にはなったけど、楽しく取り組めて気分も上がった」と話していた。

2020年11月21日付784号4面から