コロナ禍での大規模災害を想定した名張市の総合防災訓練が11月21日、市役所や市内各地域であり、市立北中学校(美旗中村)では避難所開設訓練が行われた。薦原、美旗両地域の役員らで作る「北中学校避難所運営委員会」のメンバーや同中学の生徒会役員ら計約60人が参加し、運営スタッフと避難者役とに分かれ、手順を確認した。【ワンタッチ式のパーテーションを組み立て、確認する参加者=名張市美旗中村で】

受付での健康チェック=同

 訓練では、避難所となる体育館の前に設けられた受付で、非接触式体温計や質問シートを使って避難者役の健康状態をチェック。感染が疑われる場合は、体育館とは別の建物に誘導することとした。

 体育館内では、薦原地域が今年度購入したワンタッチ式のパーテーションを参加者が実際に組み立てた。毛布またはロープと棒とを組み合わせて使う簡易担架の作り方や、ビニール袋と凝固剤を使って処理する簡易トイレの使用法も確認した。

 訓練に参加した同中学3年で生徒会長の山本快君(15)は「担架や簡易トイレの使い方など、一回は自分でやってみないと分からない。今回の経験を『もしも』の時に生かしたい」、同避難所運営委員会会長で薦原地域づくり委員会の古谷久人会長は「実際の災害で慌てずに済むよう、何度も繰り返し訓練することが大事だ」と話していた。

 今年の総合防災訓練は、感染症対策で例年より規模を縮小。市役所では、市職員の安否確認などが行われた。