2017年10月の台風21号の豪雨で一部区画が崩落した名張市営墓地「東山墓園」(下比奈知)に来年度建立する合同追悼所について、多数の遺骨を共同で納める合葬式墓所とすることを11月19日の市議会全員協議会で市が説明した。【合葬式墓所のイメージ(市提供)】

球体モニュメントや石碑などのイメージ(同)

 合葬式墓所とは、遺骨を共同の合葬室に納骨し、共通のモニュメント前で参拝する形式の墓所。崩落箇所から見つかった個人を特定できない遺骨などを埋葬する他、少子高齢化が進む中で子孫に墓管理の負担を掛けたくないなど、新たな住民ニーズに応えるねらいがある。

 東山墓園に建立する合葬式墓所は、球体のモニュメントと赤目四十八滝の荷担滝をイメージした黒色の石碑、献花台、広さ30立方メートルの地下合葬室などから成る。合葬室には、袋に入れた遺骨1000体分以上を納めることができるという。建立費用は、約2000万円。

 一般利用は有料で、埋葬料は1体5万5千円程度、記名板の作成は1枚3万3千円程度を想定。市は来年の6月議会で関連条例の改正案を提出する予定。市によると、これまで県内では市営の合葬式墓所は例が無く、完成すれば県下初となる見込み。

工事が進む崩落箇所の様子(10月17日撮影)