若者が主体となって名張市を盛り上げていこうと、市内の県立高2校の生徒や卒業生らが企画運営する「名張学園祭」が11月22日午前10時から午後4時まで、adsホール(松崎町)などで開かれる。

 名張地区まちづくり協議会(田畑純也会長)の主催。田畑会長から「若者中心で継続性のあるイベントを企画してほしい」と依頼を受けた教育・文化部会の伊集基之部会長(49)が今春、名張高校から奈良県立大に進学した杉田香乃さん(19)=写真=を委員長とする実行委員会を結成し、隔週で会議を開いて準備を進めてきた。

 当日は高校生バンドや吹奏楽部の演奏、名張高の生活デザイン系列被服専攻生徒によるファッションショーや新体操部の発表の他、警察や消防、自衛隊の車両展示などが予定されている。飲食ブースも出店予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止した。

 会場での検温や消毒、県の接触確認システム「安心みえるLINE」の活用など、感染症対策を徹底したイベント運営に取り組む。杉田さんは「地域を盛り上げるため、行動に移せる場を頂いた。名張の魅力を伝えるイベントにしたい」と話した。

 同日、隣接する名張市民センター(上八町)では小学生などがものづくりやゲームを体験する「ばりっ子モール」(ばりっ子会議主催)も開かれ、伊集部会長は「小学生から大学生まで一堂に集まって盛り上がる1日になる」と期待している。

 学園祭の問い合わせは同センター(0595・64・2605)まで。

2020年11月7日付783号4面から

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