日本一「夢」が貯まるダムをつくろう―。2023年の完成を目指して伊賀市青山地区で建設が進む川上ダムで、地元の活性化を図ろうと組織された「川上ダム地域連携プロジェクトチーム」がこのほど、ダム堤体にメモリアルストーンを埋設し、建設後に分からなくなる2本の川の河道をモニュメントとして残す、2つの取り組みを始めた。【自分の夢を石に書き込む子どもたち=伊賀市種生で】

 メモリアルストーンは8センチ幅の石に願い事などを書き、それを高さ1・5メートル、横15メートルの範囲で堤体に埋め込む。範囲を特定できるのは「全国初だ」といい、完成後にも石の位置が確認できるという。

 モニュメントは、ダム展望台にある「掘削ズリ(岩石)」を入手し、同市種生の体験施設「青山ハーモニー・フォレスト」敷地内に再現された前深瀬川と川上川の河道に置き、皆で完成させていく。

 メモリアルストーンの参加には事務手数料200円が必要(高校生以下無料)。ただし、市内在住者以外は地元店舗などを利用し、証明券を入手する必要がある。モニュメント作りは無料。

 いずれも来年3月ごろまでの午前9時から午後4時まで、同施設で受け付けている。

 初日の10月24日には「女優になれますように」「水族館の人になれますように」などと書かれたメモリアルストーンが並んだ。参加した青山小5年の西木夢乃さん(11)晴乃さん(11)姉妹は「みんなで書いた石が1つのダムになるなんて」と感動していた。

 問い合わせは同施設(0595・55・2255)まで。

2020年11月7日付783号16面から