名張市消防本部は11月9日、住宅地で起きた火災で初期消火活動を行い、延焼防止に貢献したとして住民男性4人に感謝状を贈った。【消防表彰を受けた(右から)髙波さん、泰之さん、前野さん、竹島さん=名張市鴻之台1で】

 表彰を受けたのは同市美旗中村の農業、髙波秀彦さん(68)と長男の泰之さん(41)、前野和生さん(70)、同市東田原の会社員、竹島茂さん(69)。発生は今年4月27日午後2時45分ごろ、同市美旗中村の民家から出火し、軽量鉄骨造2階建て住宅約190平方メートルと隣接する小屋が全焼した。けが人はなかった。

 火災の発生を知った髙波さんは地区のサイレンを鳴らし、集まった4人で消防団の手引きポンプを使い、近くの防火用水からホースをつないで放水活動にあたった。髙波さんは40年ほど前に市消防団の美旗分団長を務め、前野さんは大阪市消防局の元消防士、泰之さんと竹島さんは元消防団員だった。

 中野博明消防長から感謝状を受け取った髙波さんは「地区は住宅が密集しているので、いざという時のために自警団を組織して年に2回、ポンプ操法を練習してきた。延焼を防ぐことができ良かった」と話した。

 市内で発生した建物火災は、昨年が25件中15件、今年は13件中7件(11月8日現在)に上る。