県立名張青峰高校(名張市百合が丘東6)普通科3年の森本歩さん(18)と八木知夏さん(18)が、日本英語検定協会の実用英語技能検定(英検)準1級にそろって合格した。今後2人の活躍に期待が寄せられている。【準1級の認定証を手にする森本さん(左)と八木さん=名張市百合が丘東6で】

 準1級は大学中級程度の英語力が必要とされ、森本さんは3回目の受検。2年時に挑んだ2回は1次で不合格だったが、「まだまだや。問題に慣れよう」と、過去問題に取り組んできたという。7月末の受検では、今年から導入された「リーディング」「リスニング」「ライティング」「スピーキング」の4技能を1日で測る新方式の試験に挑戦、合格した。

 八木さんは従来の受検方式で2回目の挑戦で合格。単語力が弱く、悔しい思いをした前回の不合格を振り返り、コロナ禍で休校が続く時間を利用し、単語力を強化。2次試験の面接に向けては、英語担当の岡本泰教諭から、あらゆるパターンを想定した問答を受け、挑んだという。

 幼いころから看護師を目指している森本さんは「外国の人にも対応し、安心してもらえるように英語を役立たせたい」、三重県災害時外国人支援ボランティアとして活動している八木さんは「日常生活で英語を生かし、外国の方の役に立ちたい」と話し、岡本教諭は「世界に羽ばたいてほしい」とエールを送った。

2020年11月7日付783号8面から

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