「市を活発にする」をテーマに、県立名張青峰高校(名張市百合が丘東6)の生徒がアイデアを発表するプレゼンテーションが11月5日、名張市役所であった。今年はeスポーツ振興や学校空き教室の高齢者向け運動施設化、ダム湖活用の釣り大会など幅広い提案があり、市幹部の他、地域づくり組織の代表者ら計約30人が耳を傾けた。【アイデアを発表する生徒=名張市役所で】

 同高生徒による発表会は2018年から始まり、今年で3回目。発表者は情報発信などを学ぶ選択授業「表現メディアの編集と表現」を受ける3年生男女6人で、市が抱える課題などを自分たちで調べ、提案内容をまとめた。

 「たくさんの人が出歩き、鮮やかな街」が活発だと考えた山森紀久江さん(18)は、「ベンチの街・名張」を提案。「ベンチを置くことで市民が元気に出歩き、集まってにぎわいが出る」とした上で、若者が求める「インスタ映え」を狙って芸術的なデザインのベンチを設置することで、「自然に名張のことが広まり、有名になる。地元企業にスポンサーになってもらっては」と主張した。

 発表後、亀井利克市長は「ベンチ案は面白い。皆が外に出るのが容易になり、すぐにできそうだ」などとそれぞれの案を講評していた。

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