「景色などを見て、最初に感じたことを大切にしている」という、名張市桔梗が丘8番町の宮地昌子さん(73)=写真=による3年ぶりの個展「宮地昌子油彩画展『四季の雫』」が、11月4日から27日まで、同市桔梗が丘1番町の百五銀行桔梗が丘支店ロビーで開かれる。入場無料。

 中学時代、美術の授業で見たゴッホの作品に感動し、油彩画の世界にあこがれていた。50代になってから少しずつ描き始め、伊賀市の絵画サークルでも精力的に描いてきた。大きい荷物の持ち運びなど体力面の不安から一昨年退会し、描画活動から遠ざかったが、「自分のやりたいことは絵画が一番」と、今年再開した。

 作品のタイトルは、題材を見て最初に抱いたイメージで付けるという。今回は、高野山の森を描いた「幽寂」、社交ダンスをする人物を描いた「流麗」など、サムホールサイズから20号まで十数点を展示する予定。宮地さんは「今後はゆっくりと、楽しみながら絵を続けていきたい」と話していた。

 見学可能な時間は平日午前9時から午後3時まで。

 問い合わせは同支店(0595・65・1105)へ。

2020年10月24日付782号11面から

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