死亡ひき逃げ事件の発生から5年を迎えた10月30日、伊賀署は現場の国道25号近くにある伊賀市千歳のコンビニエンスストアと伊賀鉄道上野市駅前の2か所で通行人らにちらし300枚を配布し、情報提供を求めた。【駅前で待機するタクシードライバーにちらしを渡す伊賀署員=伊賀市上野丸之内】

 事件発生は2015年10月30日午前0時45分ごろ、名阪国道伊賀一之宮インター北の松原交差点から市街地方面に約200メートルの国道で派遣社員の吉田文寛さん(当時41)がコンビニ店から湯を入れたカップラーメンを手に自宅に向かって歩いて帰る途中、ワンボックスカーに背後からはねられた。約1時間に車で通りかかった男性から「道路脇に男性が倒れている」と通報があったが、吉田さんは頭の骨を折るなどして死亡した。

 同署によると、逃走した車両は現場で見つかった部品から2001年以降に製造されたキャラバン(日産)、またはコモ(いすゞ)のワンボックスカーと特定。左前部やサイドミラーが破損した可能性が高いという。 【5年前に死亡ひき逃げ事件が発生した現場付近=伊賀市千歳】

 冨井和哉交通課長は「発生から5年が経過しているが、事件を風化させることなく犯人検挙に向けた捜査は続いている。ささいな情報でも寄せてほしい」と協力を呼び掛けている。

 情報提供は同署(0595・21・0110)へ。