草が伸び放題だったあの花壇が、見違えるよう―。完成から約25年が経つ梅が丘市民センター(名張市梅が丘南5)で、長らく手つかずだった中庭の花壇を住民有志が昨年から整備し、数十種類の花が彩る憩いの場に変身させた。センターを利用する住民からは「こんなに奇麗になったの」と驚かれている。【花壇の花を眺める園芸クラブのメンバー=名張市梅が丘で】

 「うっそうとしていた」というセンター北側の花壇には、以前から梅など数十本の木があり、隣接する和室の日当たりも年々悪くなってきた。数年前、グラウンドゴルフサークルのメンバーの原田洋子さん(78)を中心に「せっかく花壇があるんだから、ここをお花畑にしよう」と、有志約10人で園芸クラブを立ち上げた。

 木は梅2本とサルスベリ、ハナミズキ各1本を残して切り、まずは土づくりからスタート。重機は入れないため地道な手作業となったが、メンバーは1年ほどかけて、予定を合わせて作業に汗を流してきた。花苗は、なるべく長持ちする種類を各自持ち寄り、現在はベゴニアやコキアなど約20種類が来館者の目を楽しませている。

 秋の花々が咲きそろった花壇の前で、原田さんらは「維持管理はこれからも大変だけど、たくさんの人たちに喜んでもらえるよう、季節の花を植えて育てていけたら」と、うれしそうに話していた。

2020年10月24日付782号3面から