伊賀市消防本部は10月17日、建物火災の延焼拡大を防いだとして初期消火活動をした住民男性3人に感謝状を贈った。【消防表彰を受けた(左から)草川さん、清水さん、中川さん=伊賀市緑ケ丘東町で】

 表彰を受けたのは同市柘植町の倉部地区に住む、いずれも会社員の中川秀紀さん(62)と清水正章さん(49)、草川徹さん(52)。火災の発生は8月27日午前5時30分ごろ、空き家だった民家敷地内の納屋から出火し、木造平屋の延べ約50平方メートルが全焼した。同本部によると、落雷が火災の原因とみられる。

 3人は全員、地元消防団のOBで、本部の消防隊が到着するまで現場近くの消火栓からホースをつないで放水するなど初期消火活動を続けた。表彰式の後、3人は当時を振り返り、中川さんは「(別の建物に)燃え移らなくてよかった」、清水さんは「まさか近くの建物が燃えていると思わず、びっくりした。無我夢中で放水した」、草川さんは「早く火を消さないと、という思いだった」とそれぞれ話した。

 市内で発生した建物火災は、昨年が65件中24件、今年は51件中19件(9月末現在)に上る。吉川泉消防長は「連携して地区に設置された消火栓ボックスのホースで放水するなど火災の拡大を防いでくれ、本当にありがとうございました」と3人に感謝を述べた。