日本女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」は10月15日、入会申請した17団体の中から来年秋の開幕時に参加する11クラブを発表した。伊賀市を本拠地にする市民クラブの「伊賀FCくノ一三重」は参入を見送られた。クラブを運営するNPO法人は不適格と判断された決定的理由が「ホームスタジアムがリーグ基準の要件を満たしていないこと」だと説明した。【記者会見に出席した柘植理事長(左)と粟野副理事長=伊賀市西明寺で】

 発表後の記者会見で柘植満博理事長は本拠地の上野運動公園競技場は市の施設であるため、「市と折衝して整備をお願いしていきたい」と述べ、引き続きWEリーグへの参入を目指す考えを示した。粟野仁博副理事長は参入に必要な運営団体の株式会社は手続きを5月に済ませているとし、参入を見据えて「クラブ運営や選手の契約もプロリーグ仕様にして進めていく」と述べた。

 リーグ側が求めるホームスタジアムの要件は5000人以上の収容人数、明るさが1500ルクス以上の照明設備、大型映像装置の設置で、同競技場は全て満たしていない。来年度の活動について柘植理事長は「現在と同じなでしこリーグ1部に参戦する。伝統あるクラブなので、歩みを止めるわけにいかない」と述べた。

 1976年創設のくノ一はリーグ2回、皇后杯3回の優勝を誇る古豪で、日本女子サッカーリーグ(現なでしこリーグ)の発足時から参戦。市議会は3月定例会に提出された競技場の設備改修か新規建設によってJリーグ基準のスタジアム整備を求める請願を全会一致で採択している。