2016年から「パートナーシップ宣誓制度」を設けている伊賀市でパートナーと生活する同性カップルの2人が10月8日、多様な性自認・性的思考を認め合える市に向けた条例を制定し、県へパートナーシップ制度創設や同性カップルの存在を公的に認めるよう働き掛けていくことなどを市へ提言した。【提言書を提出する嶋田さん(右)と加納さん(中央)=伊賀市役所で】

 提言書を提出したのは、同市猪田の加納克典さん(41)と嶋田全宏さん(44)。嶋田さんは「自分たちの周囲にアライ(支援者)が増え、そうした協力や助けのおかげで住みやすくなっている。自分たちは地道に声を届けていくので、伊賀市の4年間の実績も含めて県へ発信してほしい」、加納さんは「個人レベルでどんなアクションを起こせるかはなかなか見えてこないが、多くの人に声を掛けてできたこれまでのつながりや流れを消さないようにしたい」と思いを伝えた。

 提言書を受け取った岡本栄市長は「現在は(制度を)要綱として定めているが、足りない部分を精査し、バージョンアップさせていきたい。県全体としては『総論賛成、各論は様子見』という雰囲気もあるが、皆が住みやすいまちづくりのために働き掛けていきたい」と返答した。