身近にありながら意外と知られていない名張の歴史と魅力を紹介する企画展示「私たちの名張のまち」が、同市安部田の市郷土資料館で開かれている=写真。入場無料。11月8日まで。

 展示テーマは「名張のまちの地名」「古写真」「石碑」「文学碑」「文化財」「登録有形文化財」「簗瀬水路」「遺跡」の8つ。遺跡からの出土品や寿栄神社(丸之内)の具足など約20点の史料の他、古写真や石碑などを解説したパネル約40枚が並ぶ。

 なかでも名張駅前(平尾)などにひっそりと立つ「水神碑」は、洪水などの水害から守られることを願って建てられたものだといい、十字路などに設置されている「道標」は、旅人が道に迷わないように作られたとされる。

 同資料館の大谷昭美さん(51)は「展示を見て興味を持ってもらい、実際に現地に足を運んでもらえれば」と話している。

 展示時間は午前9時半から午後4時半まで。月、木曜休館。

 問い合わせは同資料館(0595・64・7890)へ。

2020年9月12日付779号3面から

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