名張市新田の市立美旗小学校(藤原武校長)の児童たちが9月30日、近くのJAいがふるさと名張東支店横の畑でサツマイモ掘りに挑戦した。土の中から大きな赤紫色のかたまりが顔を出すと、子どもたちは茎をつかんで力いっぱい引き上げた。【掘り出したサツマイモを手にする児童=名張市新田で】

 10月の古墳まつりで来場者に収穫してもらおうと、美旗まちづくり協議会と同支店が約2000平方メートルの畑に1500本のベニハルカの品種の苗を植えて栽培していたが、新型コロナウイルス感染症の影響でまつりは中止になった。そこで、児童たちに地域で盛んな農業に親しむ機会にしてもらおうと、感染症対策に留意した上で初めて児童向けに収穫体験会を開くことにした。

 この日は全校児童369人が4班に分かれ、入れ替わりながら畑に入り、地域のボランティアやJA職員ら約50人が作業を手伝った。
 
 初めて芋掘りを体験したという6年の中島真白さん(11)は「1個ずつ取るのかと思ったら、ごそっと取れて驚いた。焼き芋にして食べたい」と話していた。

 収穫した芋は児童たちが自宅に持ち帰る他、一部は給食でも提供される。家庭での料理の参考にしてもらおうと、同協議会女性部が作成した「大学いも」や「おろし和え」などのレシピも児童たちに配布された。